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東北芸術工科大学の講師として、ドイツの工科大学と共同演習を行っています!

ASOBU代表の永井が、東北芸術工科大学の環境・建築デザイン学部の3年生の演習授業にて講師を務めさせていただいております。
 
日本の大学を卒業後、ドイツでの大学や仕事を通して都市計画を直に学び、視野を格段に広げた経験を日本の学生にも提供したいとの想いから、永井をはじめ、ASOBUは教育分野の活動にも取り組んでいます。 
 
特にドイツの都市計画が徹底的な分析をベースとしているように、大学においても、課題の分析方法や考え方を教え、「深く考察し、課題を解決する力」、「話す力」を育てるカリキュラムが中心となっています。
ここで学ぶ「考え方」自体は、多様なケースに応用できるため、社会人の礎となります。
 
本演習も、ケーススタディから図面や計画を作るのではなく、分析方法を習得することに主眼を置いています。

講師・永井による今期プラグラム(2ヶ月)の演習内容の一例
・「考え方と分析方法」を身につける
・土地利用の多様性を実現するために障害となっている都市構造を分析
・山形市の中心部における土地利用方法の改善、提案をマクロレベルで実施

この演習では特別講師として、後述のアーヘン工科大学 都市計画学科のヤン・ポリフカ教授や、ASOBUにインターンとして参加してくださっているアーバンデザイナーの松百さんにも、講演・ワークショップを実施していただきました。
来期にはミクロレベルでの分析・提案に移り、1つの区画をどうプランニングするか検討していきます。(例:デパート跡地を含むエリアのミクスドユースなど)

 
アーヘン工科大学 都市計画学科との提携
いつもと違う視点で課題を捉え、視野を広げる機会とすべく、来期の演習授業はドイツのアーヘン工科大学と提携していきます。
人口減少に悩む都市の中心部は、すでに商業や行政施設、道路などのインフラが揃っています。そのため「道路や商業施設の新設」といった従来型とは異なる、社会・経済・環境の面でバランスがとれたサスティナブルなアプローチが必要となります。
リモートワークやオンラインショッピングの普及といったライフスタイルの変化も踏まえ、発想の転換が課題解決の鍵となります。
 
日・独の学生による来期の共同演習内容
・それぞれの大学周辺地域の課題を分析
・市内中心地を住環境として再開発するために、商業の活性化以外の手法を提案・演習
・都市構造の提案
・最終課題
 

最終課題発表では、両国の学生が、お互いのプランニングの手法や考え方から、自国にはない背景や対策、思考回路などを学びあえることを期待しています。

 
授業後の学生さんの感想

「持続可能と考えるとついエネルギーを考えてしまいがちで環境を思い浮かべましたがそれだけではなく、人が生活するうえで環境はもちろん、社会、経済も踏まえ持続的な都市を考えなくてはいけないことを知った。」
 
「 『廃業ビルはアイデンティティの一つとなりうる、その文化を生かすことで街の魅力・味になる』という内容の言葉があり、リノベーションを行うことの意味や、都市に与える影響は非常に大きいのだと感銘を受けた。」
 
「私たちは日本の中でも山形という非常に小さな部分しか都市を体感することはできず、同時に知る事も難しいが、世界中には沢山の理想的な都市があふれていると分かった。 」
 
「ドイツでの社会問題は日本と似ているものが多かった印象です。その問題への解釈・考え方が違うから取り組み方にも違いが出るのかなと思いました。今日のレクチャーで都市計画をするに当たって考えるべき事がこんなにあったんだと、改めて確認できました。」
 
「持続的な都市計画について、未来を作るのに対して過去を知り、分析することによって計画を立ることが次の都市計画にいかされることを知りました。(中略)時系列に沿って考えるやプランを過去から探すことで予測できると言うのお話があり、今までの課題で過去から見てみることをしていなかった為、新たな着眼点を知ることが出来ました。」
 
「求められる公園についてグループ内で議論するのは非常に有意義な時間であった。どのような公園を設置すべきか考える中で同時に違ったベクトルの都市の話へと内容が広がって、どのような都市が求められるのかに繋がっていった。(中略)今回はグループであるからこそ様々な意見があってその一つ一つが重なる瞬間が面白くて、とても楽しく授業に参加できているように思う。」
 
さまざまな国の事例を学び、新しい考え方を理解し、ワークショップで即実践と、大変盛りだくさんの内容ですが、学生さんにはいい刺激になっているようで嬉しく感じています。
皆さんの更なる成長を楽しみに、引き続き授業を通じて、サポートしていきたいと思います。